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上場物語36〜38話

2017.06.17


36話 また机上に就く

 

「机上の空論」という言葉がある。「どんだけ仮説を立てようが実際に現場に立たなければ役に立つ理論なんて見つからない。」ということだ。とはいえ、現場が見当たらない場合、机上は大切なことでもある。だって、上場の機会は簡単には手に入らない。その機会が手に入るまで机上に就くことは至極まっとうなことである。ZONOはまた机上に就いた。

 

話を、「株式上場前の株価」に戻そう。「株式上場前の株価」は、会社と株式引受人の相対の交渉によって決まるとは言ったが、相手がベンチャーキャピタルならば、交渉はあまり役に立たない。ベンチャーキャピタルにとって、「株式上場前の株価」は、の投資の入り口となり、「株の仕入れ値」となる。安易に交渉で価格が決まるとは言い難い。

 

交渉の前提として、ベンチャーキャピタルは独自の株価算定方式を用いている。このベンチャーキャピタル方式の評価法は、ベンチャーキャピタルの期待投資利回り(IRR)と投資回収期間を基準に、投資時の株価(仕入値)を算定する手法。

 

今から展開させる数式に思わずゾクッとする。ZONOは決して数学は得意ではない。高校では、理系から文系に転向した過去を持つ。ただ、やり遂げたいことは好きなことだけやっていたらいいはずはない。避けて通れない苦手分野に今、立ち向かおうとする。

 

 

37話 IRR

 

ベンチャーキャピタルは、投資検討企業が上場した時点でいくらの株価がつくのか予想して、必要な利回り(IRR)が確保できる、現時点で増資を引き受けることのできる株価を提示する。

 

今日そのIRRを掘り下げて考えてみたい。

 

IRRとは、「Internal Rate of Return」のことで、内部利益率と呼ばれ、投資額の現存価値と、投資期間中に得られると予想されるキャッシュ・フローの現存価値の合計額が等しくなるような投資収益率(リターン)のこと。分かりやすく言うなれば、投資する際の必要最低利益率だ。

 

このIRRはエクセルのXIRR関数を使って計算できる。

 

例えば、2015年1月1日に1億円を投資して、株式上場後の2017年12月31日に株式を売却して3億円のキャッシュインがあるとするならば、IRRは44.2%になる。投資先が3年後に株式上場する場合、株式上場時に出資株式時価が3億円で、IRR44.2%が期待できるとするならば、1億円までは投資可能と言い換えることができる。

 

 

38話 投資リスクと要求リターン

 

リスクの高低は、シード、スタートアップ、アーリー、レイターといった会社の成長段階やビジネスモデル自体の不確実性等の様々な要素によって決まる。
では、ベンチャーキャピタルの要求する期待利回り(IRR)はどのような水準なのか、各ベンチャーキャピタルによって期待利回り水準は異なるだろうが、一般的な水準をまとめてみた。

 

・シードステージ/スタートアップステージ・・・50~100%
・アーリーステージ・・・・・・・・・・・・・30~60%
・グロースステージ・・・・・・・・・・・・・20~30%

 

《会社の成長段階による区分》
・シードステージ(Seed Stage)
技術・アイデア・製品化のコンセプトはあっても事業開始前で机上プランの段階。

 

・スタートアップステージ(Startup Stage)
会社は設立されて、研究開発・製品開発はされているけれども、未だ販売活動は開始されていない段階。

 

・アーリーステージ(Early Stage)
製品開発は終了し、マーケティング、製造および販売活動は開始しつつあり、ようやく売上が立ち始める初期段階。

 

・グロースステージ(Growth Stage)
売上が損益分岐点を超え利益を計上している段階。

 

 

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