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上場物語12〜17話

2017.05.21


12話 トレードオフの関係性

 

世の中の事象には、何においてもトレードオフの関係性が存在する。

 

例えばダイエットにおいて、満腹感という満足を得れば、腹が出て不細工になる。身体の綺麗なラインを保つには食事を腹八分目に制限し満腹感を犠牲にせざるを得ない。こんな感じ。両方を得ることなんて出来ないのだ。接客だって、とあるお客様に注力すればする程に、それだけ他のお客様は蔑ろになってしまう。何かに力を注げば、他方は力を注げなくなる。これは当たり前のことだ。

 

資本政策を練るにおいても、このトレードオフは存在する。会社を大きくしようと資金を調達すればする程、会社との資金流入を引き換えに、ZONOの持株比率は低下、これにて経営権が低下することになる。
もちろん、持株比率を下げずに資金を調達することなんて不可能、外部から資金を調達するとは。出資者に経営権の一部を譲り渡したことを意味するのだ。

 

上からあれこれ言われるのが嫌いなZONOが、株式上場を目指すことで、誰かに言われる道を選ぼうとしているということか・・・

 

ZONOは固唾を吞む。そして口を開いた!!

 

「言われても言い返せる力があればいいだけじゃないか!!」(どーん!)

 

資金調達による経営権低下のトレードオフを超えてやろう!!

 

 

13話 持株比率の話

 

ZONOは持株比率の計算を始めてみた。例えば、上場準備前のスペースマジックが一株5万で、発行済株式全株である200株を保有している場合の株主構成はこのようになる。

 

株主 株数 持株比率
ZONO

200

100%

合計

200

100%

 

ここで、スペースマジックが資金調達のため、ベンチャーキャピタルに対して一株5万円で400株の第三者割当増資を行うとどうなるか・・・

 

株主 株数 持株比率
ZONO

200

33%

ベンチャーキャピタル

400

67%

合計

600

100%

 

これにて会社に2000万(1株5万で400株発行)が入ってきた訳だが、実態はどうだ?ZONOの持株比率が100%から33%に低迷してしまったではないか?つまりベンチャーキャピタルの方がZONOより経営権を持ったのである。

 

 

14話 持株比率の話(続き)

 

2000万の資金を手に入れるために、100%から33%に経営権が低下する現実、ただお金を手に入れなければ会社拡大はありえない。さぁどうするZONO?

 

と思いきや、新たな考えが浮かぶ。では、ベンチャーキャピタルに対して一株20万で100株の第三者割当増資を行えばどうなるか?

 

株主 株数 持株比率
ZONO

200

67%

ベンチャーキャピタル

100

33%

合計

300

100%

なんと!「1株5万円で400株」に比べて、「1株20万円で100株」を発行したケースでは、資金調達の額は2000万と同じだが、持株比率が高く維持されれるではないか?当たり前といえば当たり前だが、ZONOは経営権を67%持ったまま2000万円の資金調達を可能とする。

 

つまり、株価が高ければ高いほど、新株発行数(第三者への配権移転)は少なくて済むことが分かった。ただ、株価を高値で売るとは・・・新たな課題が見えてきた。

 

 

 

15話 いくら調達すべきなのか?!

 

上場するためには、「事業拡大」するしかない。その事業を行うには幾ら必要なのか?資金調達と密接に関わってくる。ZONOは飲食事業を手がける会社(スペースマジック株式会社)を経営している。となれば、調達額はお店の創造費用といえる。

 

では、お店を出店するには幾ら掛かるのか?都内の場合、居抜き物件をうまく活用すれば、1000万〜1500万円程度でお店の出店は可能だ。上場には最低でも100店舗必要と捉えれば、1店舗に1000万掛けたとしても10億の資金が必要である。もちろん、自己資金で賄う部分も多いので、10億の出資は必要ないのではあるが、ここはイメージとして。

 

もちろん、借りたいだけ借りるというのも難しい。貸してくれるかの問題もあるが、何よりトレードオフの関係性を忘れてはならない。調達額と経営陣の持株比率のトレードオフの落とし所はどこなのか?多額の資金を外部から調達すれば、それに見合って、ZONOの持株比率は低下、経営権を失うこととなるのだから。そこで株価がポイントでもあった。

 

スペースマジックは今のところ、全て自己資金で行なっている。2店舗目出店も自己資金だ。ただ、一代で上場するには、必ずどこかで資金調達をしなければならない。そのタイミングはいつなのか?!いつかくるその時に向けてZONOは興奮する。

 

 

16話 いつ資金調達すべきなのか?

 

上場前のベンチャー企業は、どのタイミングで資金調達を行なっているのか?その資金調達に向けて、その時期を考察しなければならない。資金調達といえば、「会社の資金が無くなりそうな時」と思いがちだが、それではあまりに計画性がない。

 

安易にベンチャーキャピタルに手を出すのも問題である。例えば、歩みは遅くとも着実な成長を心掛けえていれば順調に事業は伸びていたはずにも関わらず、増資資金で事業を急加速した結果、かえって事業がおかしくなることは日常茶飯事である。

 

ということで、ベンチャーキャピタルによる資金調達は、2020年以降と考えている。まずは2020年までに達成する5店舗は、すべて自己資金でやりきってやるとの所存、資金調達による事業拡大はそれからかなと考えている。まずは地盤を固めよう。

 

と、資金調達はまだ先であることは分かったが、2020年なんて気付けばすぐ、ZONOは引き続き資金調達というテーマに対して向き合うのであった。

 

 

17話 一通のメール・・・

 

「お世話になっております。突然のご連絡、失礼いたします。株式会社◯◯の◯と申します。弊社はM&A総合支援を軸に多角的に企業経営をサポートしております。この度はM&Aや資本業務提携、資金調達等のニーズがございましたらご提案させていただきたくご連絡を差し上げた次第です。現在、飲食業界でのM&Aが活発に執り行われており、弊社でも事業拡大をお考えの企業様のM&A案件を数多く取り揃えております。事業の選択と集中や事業承継等をお考えでしたらお話をお伺いできればと存じております。よろしければ貴社のご都合が良いときに一度お伺いさせていただければ幸甚で御座います。また、反対にこれを機にM&Aによる事業の拡大を検討されたいというご相談もお受けしております。ご検討の程何卒よろしくお願い申し上げます。」

ZONOは唖然とする。少しづつ、確かに少しづつだが、ZONOの物語は動き出していた。

 

 

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